WEBマーケティング@武藤

インターネットマーケティングを中心にお話します。

SundayBookReview【本屋稼業】著者:波多野聖

f:id:masatakamuto:20160212142328j:plain

 

今日のSundayBookReviewは小説です。とても面白く読んだ後の爽快感は、お~し、俺だってやったるぞ~! とワクワクするような1冊でした。小説などはビジネスには関係があまりないと全く読まない人もいるかとは思いますが、それは考え方が堅いのはないでしょうか。

 

この1冊からは多くのことを学びました。

 

最初からスイスイと楽しみながら読めません。これから起きることを詳細に読者にイメージさせていくことから始まりますので最初は我慢してくださいね。誰がどこで何をしているのか、登場人物の背景や生い立ちなどを理解すると中盤からは、まるで自分がその本の中で登場しているかのような錯覚をするくらいになると、もう途中で読むのをやめることなどはできません。

 

この本のあらすじは、Amazonより引用しておきます。

 

現在、紀伊國屋書店は日本を代表する書店となりました。その歴史を知ることができるだけでも楽しい本となるでしょう。

 

徳川家康も本が大好きで有名ですよね。図書館を作ったりと日本の今があるのは、家康が多くの人に本を広めたからです。本を手本に戦略や戦術を考え方のベースにあり、それを自分なりに加工して戦ったとも言われております。

 

江戸時代は空前の読書ブームだったと言われており、誰もが本を読んで、文字を書いたりと学んでいた様子が浮世絵などにも表されております。誰もが学問を学べる環境が明治維新以降の経済発展の原動力となったのです。

 

歴史的背景から本は日本にとっても大きな財産になりました。ただ江戸時代や明治時代はいささか古すぎてピンときません。本屋稼業は、1900年代のことなので近い過去となります。

 

大戦も経験して、それでもまた本屋を再開することになった経緯などを聞くと「ありがとう」という言葉が出てしまうくらいです。

 

ただ、主人公の田辺茂一は、私生活では決して素晴らしい人間ではなかったようです。この部分は本を手にとってご覧くださいね。

 

本を広めたいという気持ちは本当に強くあった人だったと思われます。田辺茂一は男女で差をつけない雇用方法をとっていました。日本最初かどうかはわかりませんが、とても早くから今の均等雇用に着手していた人物といえます。

 

もう一人、主人公ともいえる人物が、松原治がおります。彼は、経営のバックアップをするいまでいう、ナンバー2といえる人はこんなことも言っております。

 

「大きなビジネスの成功は細かな顧客の要求に応えてこそだと考えている」まさにその通り! 時代が変わり、大量生産は売れなくなった時代です。大量消費時代の前は、顧客ニーズにどう答えるかを表していますよね。

 

顧客カードを作り出し、どんな本が好きで何に興味をもっているのか。さらには、出身校や家族校などを情報を一枚にした、顧客カードを作っていたようです。約50年前はその仕組を作っていたことは、凄い人たちが紀伊國屋書店にいたのだと思います。

 

この本を手に取った時に、Sunday Book Reviewには難しいと思っていましたが、小説という枠を離れて、ビジネス書にも匹敵する良書だと私は完読した時にそう思いました。後半からは、絶対にSunday Book Reviewのしょうと強く思った次第です。

 

最近よく言われている。「好きなことで生きていく」と言うフレーズとこの本に出てくることがとてもマッチしているな~と思っておりました。好きなことで生きていく何て、幻想だと思われるかも知れませんが、そんなことはないのです。

 

自分自身がどう思って、日々を過ごしていくのかです。人のせいや世の中のせいにはしないことです。すべての自分を受け入れた時にそう思う時がやってくるのだと思うのです。でも、自分一人ではできないことが多くあります。それは、どんな人とつきあうのか、どんな本に出会うのかによって大きく左右されます。

 

私自身、新たな一歩を踏み出せそうな本と出会うことができました。

 

 

最後に、

「やりたいことをやりたいようにやって来た」田辺茂一

 

 

 

 

 

本屋稼業

本屋稼業

 

 

引用
1905年、東京・新宿で薪炭問屋「紀伊國屋」の長男に生まれた田辺茂一は、

幼い頃に父と入った丸善で、書店というものがもつ崇高で特別な雰囲気に魅せられた。

そして、22歳にして夢であった「紀伊國屋書店」を創業する。

茂一誕生の12年後、千葉・市川で軍人の息子として生をうけた松原治は、大学卒業後、

満州鉄道に入社するも、28歳で陸軍少尉となり日本のために戦っていた。

彼らはまったく別々の人生を歩み、戦後も様々な人生経験を重ねていく。

そして1950年、二人は出会い、紀伊國屋書店再興や海外進出など、

数々の大きなビジネスチャンスをつかんでいくのであった……。