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Sunday Book Review【勝ち続ける理由】 著者:原晋

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チームをまとめる力というか、組織力は頭がしっかりと思いを持って進むことが大切であり、一人ひとりの考えを尊重し、進むべき道を示してくれる人が良い指導者ではないかと思います。

 

一昔の監督といえば、根性が足らん! 気合だ! そんな声が響いてきそうですが、原監督違います。決して根性論を語る方ではなかった。このことは、日本ハムファイターズの栗山監督ともリンクします。選手が将来どうなりたいかを一緒に考え、共に行動する。

 

このお二人の考え方は、私からするととても近く同じベクトルなんだと思いました。青学が連覇、ファイターズが日本一の栄光に輝いたの2016年が重なりあって、その思いは強い物に感じます。

 

2017年の箱根駅伝では、優勝は青学であることはよほどのことがない限り決定的であると思っております。野球と違い、相手はいるもの陸上にはまぐれで勝てたりはしないからです。それも駅伝ならなおさらで、10人で繋ぐ襷は偶然で勝ったり、たまたま調子が良いからと言って勝てるレベルの競技ではありません。

 

本書には、すでに2017年の構想が書かれており、本当にそうなるのか楽しみでなりません。1走目は誰か、3走目は誰なのかなども書いてあります。本当にその通りの展開になって、優勝するならば、青学時代は数年間は揺るがないことになるでしょう。

 

原監督は、選手と一緒に暮らす寮長も努めています。奥様は、寮での食事を作っているので、大学生が今日は元気がなさそう。あまり、食事がすすまないな〜、なにか悩みでもあるのかな。など日々選手と接しているので、ちょっとした変化にも気付くようです。

 

人間誰しもが、不安や悩みがあればベストパフォーマンスが出せないはずです。タイムだったり、学業だったりと不安や悩みの種類は、多いはずです。その不安や悩みを一緒に考えて解決していくことが大切だと言われております。仕事でもそうであり、ベストな状態を保てることもビジネスマンにとってはとても大切です。

 

12年目を迎えて、無敵軍団を作りあげた、原監督のもう一つの目標は「陸上競技の発展」です。そのために、テレビに出演しチャラいと言われても、まったく気にすることなく出続けているのは、陸上界の暗いイメージの払拭です。

 

それと、日本の風潮としてでる杭は打たれるという、まったくもって古臭い風潮でしょう。ただ、青学の強さを世間に知らしめたことによって、他を黙らせたことです。どんだけチャラくても強ければ、他を黙らせることができます。チャラいと言われても、だったら連覇してみてよ。といえば、相手は黙ることでしょう。

 

しかし監督は、その練習方法を惜しみなく教えることにしているようです。10年以上かかって培った経験は、どんなに教えてもすべてを理解できることは非常に困難だとは思いますが、器の大きさも素晴らしいです。

 

最後に、部に入部しても途中で退部する選手がいます。怪我や学業など続くけたくても続けられない選手です。たとえは、適切ではないと思いますがスポーツ馬鹿を作らないことは、非常に気をつけているようです。

 

そもそも、大学は学問を学ぶ場所です(一般的には)。スポーツができるから就職できるという時代はとうに過ぎてしまっています。全国1位になったらから仕事ができるとは限りません。だから、監督は4年後、社会に入っても順応できる選手を育成しているいるのです。

 

それは、とても単純なことでもありました。嘘をつかない、仲間を裏切らない、約束を守る。その目標を仲間に話し、毎週のように仲間と話し合いをして自分の主張や意見をみんなの前で話すことを日課にしている。そうすことで、コミニュケーション力や交渉術が身につけることができる。

 

結果、社会は出ても素晴らしい社会人になると言われています。半数以上の選手は、社会にでます。実業団や卒業後も陸上競技を続けることができるの数名のようです。なので、社会のルールに適応できることも大きな目標のようです。

 

陸上に興味がない方でも、楽しく学べる一冊になっています。

 

 

勝ち続ける理由(祥伝社新書)

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