基本的にすべてを一人で運営していくことになるので、最初に決め事を決定しておきましょう。起業のスタイルには、あなたの業種によって違うと思いますので基本的な部分をお話ししていきます。
拠点を決める。これは自宅でもよいですし、シェアオフィスや店舗を借りるなどなどあると思いますが、必ず決めてください。ノマドスタイルは運営が軌道に乗ってからでなければ信用されません。ある程度実績を積んだ上で再度考えることにしましょう。
時代の流れは、所在なんてどこでも良いというのは、自分の考えであり取引する方としては、大丈夫と不安をいだかせてしまうので最初は自宅からのスタートは全然ありです。
販売商品の決定、主たる商品やサービスをまずは3つ程度に絞って展開していきましょう。あまり多くの商品を扱っているとなんでも屋さんになってしまい。お客様からは「大丈夫?」と思われてしまいます。
ターゲット層の確定、どこの誰にを強くイメージしてください。最初はかなり絞った形で行う方が運営後は楽な展開になります。ターゲット層の選定というとイメージがわかない方もいるでしょう。まず購入者のライフスタイルを考えてみてください。
本来のマーケティングは、ライフスタイルを想定してその中でターゲットを決めていくというのが、一般的となっています。ここは重要です。どんなライフスタイルの人があなたの商品やサービスを欲しがっているのかを考えるのです。
ライフスタイルを想定すると、その中からターゲットを決めて発信するということが必要となります。発信の方法には様々な方法や種類がありますが、このシリーズの後半部分でインターネットを活用して発信していく方法も詳しく説明しています。
次に考えるのは購入経路を考えてみましょう。どのようにして商品やサービスを知ったのか。なぜ、購入にいたったのかなどです。
AIDMA(アイドマ)の法則。サミュエル・ローランド・ホールが広告宣伝に対する消費者の心理として、1920年に著作中で示したものです。95年前の広告宣伝に使われたものです。
Attention(注意)・Interest(関心)・Desire(欲求)・Memory(記憶)・Action(行動)
Attention(注意): 新しい携帯が出るってどんな形なんだろう?
Interest(関心) : iPhoneって言うんだ。えっボタンがない???
Desire(欲求) : なんだかかっこいいな。
Memory(記憶) : 発売されたら実際に見たい。
Action(行動): 今日は発売日だった。行ってみよう。
私たちのような、小さい会社は最初のAttention(注意)がもっともハードルが高いと思われます。大企業であれば、テレビCMやチラシを大量に投下させて注意を惹かせることができます。では、小さい会社や起業をする場合は、どうでしょうか。
ここで登場するのは、インターネットです。インターネットでは、その格差はありません。逆に大手にはできないようなことを展開していくことが可能なメディアです。ブログやWEBサイトで発信することで多くの人に注目してもらうことができます。
インターネットビジネスでは「AISAS(アイサス)」と言われますが、基本はAIDMAです。AIDMAを基本を理解することでどのように人を物を買うのだろうかという点を理解しておきましょう。「AISAS(アイサス)」は電通が提唱しました。
インターネットについては、このシリーズの終盤にご説明していきますので、シリーズでお読みいただければと思っております。
まだ、最終がどの程度になるかまったく予想ができませんが・・・