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Amazonは今後、300店〜400店のリアル店舗を計画しているのではという噂が流れました。実際のところはわかりませんが、リアル書店戦略で打って出たのでしょうか。
リアル書店といえども、AmazonBooksにはプライスが一切なく、専用の端末かスマホアプリをダウンロードして商品をスキャンして価格を調べるようです。(推測)
あくまで、推測と他のサイトで言及されていることを総合して考えると、こんなことを考えているのではないかという仮説を立ててみたいと思います。
ビックデータの活用だと思うのです。アマゾンアカウントの個人情報をその後の買い物から最適化で次の買い物を促し動向を探ることができます。
スマホからアマゾンアカウントで商品をスキャンするということは、その商品に興味があるということですよね。もし同じような商品があり、複数の商品をスキャンした場合であれば、この人はこの商品が欲しいとわかります。高すぎるのか、それとも安すぎるのかを検証できることになります。
こんな商品が買われていますとレコメンドしますが、スキャンした商品の高額品と低額品を並べると買う可能性がとても高くなると思いませんか。
さらに、スマホにプッシュで商品情報を送信して家に着く前に届けばどうでしょう。うざいと思う方もいるでしょうが、ありがたいと思う人もいるでしょう。
さらに、本の販売だけではないような気がします。日本にもいつか開店するかも知れませんね。近代の黒船はいつかやってくることは間違いないのではないでしょうか。
日本の取次店の大手は、2店となりました。取次店が出版社と書店を取り次いでいます。この方程式は絶対に崩れないと言われておりますが、AmazonBooksがやってくるとどうなってしまうのでしょう。
現在の入荷は、出版社とAmazonの直接の取引なので、取次が介入しておりません。黒船がやってくるとクラッシュアンドビルが目に見える形で行われるでしょう。
顧客の購買行動や顧客心理を捉えている企業では、どちらが勝つのかは明白ではあります。生き残りをかけた戦いが始まります。