未徹在とは、未だ徹せず未だに到達できない、まだまだ不十分ということのようです。人間死ぬまで勉強と言われたように感じています。それから、巻末で栗山監督はこうも言っております。いっぱい本を読めという言葉がありました。
栗山監督はハムの監督になる前は、ニュースキャスターで監督経験はありません。本の中でも監督は中間管理職であると言っております。フロントと選手を繋ぐ役目であると強く表現しております。
札幌に来たのが2004年で、私がファンクラブ歴も10年になりました。シーズン中は、パリークTVというインターネット放送でできる限り放送をみています。さらに、2軍の試合も予定がつく限り見に行くようにしています。2軍の試合ってとても楽しいので、時間がある方はぜひ観戦してみてください。とてもアットホームで、すぐ近くで選手も見れますし、近くで見ると迫力が違いますよ。
さて、未徹在の内容になります。
ハムのファンであれば、覚えている試合が幾つかあると思います。監督が昨年のキーポイントの試合を綴っているので、ハムファンならよく知っている試合が数々です。監督としての位置を選手の起用法など、栗山監督らしいチョイスが多くみられました。
最近の私のマイブームである失敗から学ぶことを栗山監督も言っております。
引用
未熟であることを意識し続けること、それは「負け」に学ぶことにほかならない。
「勝ち」は1を教えてくれ、「負け」は99を教えてくれる。
優れた指導者は、この負けについて色々と教えてくれます。野村克也さんも同じようなことを言ってましたよね。
勝負である以上、基本的に勝ちか負けとなります。野球の場合は、6ヶ月以上かけて戦うことになり選手の体調や気持ちの問題が問われます。栗山監督は、その状態をコーチ陣に任せているようです。このことは、会社を経営する上でもとても大切だと私は思っております。
そのコーチを信じきる勇気が必要とも言っております。結果的に思うような成績が出なければ、監督が責任をすべて取るということになります。会社も同じです。そうならないために、新しい商品やサービスを含めて検討していくのだと思います。
冒頭でもいいましたが、栗山監督は監督経験がなかったので、1年目はコーチに任せ優勝、2年目は自分で指揮をとって最下位と天国と地獄を味わったと語っています。
ファンとして今年活躍して欲しい選手をここに発表します。
今年も、バンクは強いそうなので2位をキープして欲しいと思います。投手陣でがんばって欲しいのは、上沢投手と復活して欲しい、武田久です。捕手は大嶋匠に期待しています。毎年(笑)。守備陣では、杉谷拳士は張り切り過ぎなければ実力を出せるはず、今年はレギュラーとって欲しいです。
最後に、来月から長いシーズンが始まります。
第一章「負け」は99を教えてくれる
第二章 監督の役割とは何か
第三章 監督はプレイヤーとどう距離をとるのか
第四章 監督に答えは存在するのか
第五章 栗山英樹の使命とは何か
第六章 プロとして、人として大事なこととは
ハムファンはぜひ読んで欲しい一冊です。