WEBマーケティングと釣りの共通点はどちらもはじめた頃は相手が見えません。序盤は釣りの話からになります。
海釣りの場合は、ほとんどが目で見ることはできません。近くに来るまでどんな魚が釣れたのかわからないのです。想像を楽しむのが釣りでもあります。しかしそれはある程度の経験があってこそ楽しめるものだと思います。
たとえば地形を知っていると有利。下がっている場所なのか、上がっている場所なのか岩場なのか、砂地なのかなど、ある程度経験するとわかってきます。上がっている場所をかけ上がりといって地形の変化があるところに魚がいることが多いので、その場所に仕掛けをおくことが釣れる一つの要因でもあります。
想像するのが釣りの楽しみでもあるといいましたが、他にもいろいろと条件などがあります。水温や天候で釣れる魚種も変わってきます。水温が低い時にしかいない魚や南の方面にしかいない魚がいることから今どんな魚が釣れるのかを想像しながら、仕掛けや餌、ルアーなのど用意していくのです。
大きなシャケを釣るのにワカサギ用の針だと100%むりだと思われます。餌についてそうですが、狙うターゲットによって釣る側が用意しなくてはなりません。
釣る側がいろいろと海の状況や天候など、海からのヒントをもらい、その他の情報をかき集め整理し、それで竿を出すことになります。経験値が高いほど多い情報があるので有利となります。うまい人は、魚種を絞っていることが多いのが特徴ともいえるでしょう。
WEBマーケティングも自分の発信していることを見えない読者や視聴者に届けるわけですから、釣りと似ています。画面の向こう側にいる人がどんなことに関心があるのか? 何に興味があるのかなどです。
大きく違うところは、経験値というよりはアクセス解析をしっかりと見れるようになることがWEBマーケティングで成功するもっとも早い道です。無料で提供されているツールも多く、十分に解析ができると思います。
どちらにしても、見えない相手を自分に見えるような状態にすることが、WEBマーケティングや釣りでも第一歩となるのです。
でも、しっかりと相手を見えたとしても餌に食いつくかは、魚やお客様次第となります。魚の場合だと餌を変えたり、深さを変えたり、時間帯を絞ったりと工夫が必要になります。虫エサを使っている場合は、エビにしたり、疑似餌にしたりと相手が好む餌を提供しなくてはなりません。
ヒラメのばあいは、そもそも海底にいる魚なので海底から1メートルくらいが範囲となります。ときには例外もありますが、それは例外で一般的と考えると大きな間違いになります。
最終的には、相手(ターゲット)のことをよく調べ、よく知ることが回り道をしない方法です。相手が若い女性であれば、ターゲットがよく読んでいる雑誌を見たり、テレビをみたりなど研究することが良いのです。周りにはおなしな趣味と思われるかもしれませんが、仕事ですから割り切っていきましょう(笑)。